GO to ORLANDO

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その1 初めての海外旅行

結婚を決めて式場よりもなによりも先に決めたのが新婚旅行の行先
ずっと前から行きたかったウォルト・ディズニー・ワールド
どこで手に入れたのかは忘れてしまいましたが
『株)n.t.s.』のWDWの旅行ちらし(社名がが変わった後に今はありません)
ちらしの内容はいろんな航空会社の運賃とオフィシャルホテルの料金表の簡単な物ですが
インターネットがまだまだ広まっていない時代でしたのでそんなものでも十分な情報でした
今はネットで何でもすぐに調べられる時代です ディズニー専門の旅行社
ミッキーネットもあって便利な時代になりました
地元の旅行社も何件か回っては見ましたが
ホテルはスワンかドルフィンで日程も自由に組むことができないし料金も高い
どうせ行くなら長く行きたいと思っていた2人には
最初に手に入れたn.t.s.のちらしがとっても魅力的にみえました

日程など色々なことを決めるためn.t.s.へ電話すると
すぐに詳しいパンフレットとガイドブックを送ってくれました

講談社◉フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド ガイドブック
wdw-guidebook 送られて来たパンフレットを見て
重大なことに気がつきました
航空券・ホテルの予約・パークチケットの手配等は
すべてやってくれますが添乗員も現地係員もいない
まったくの個人旅行ということなのです

2人とも初めての海外旅行

彼女は飛行機に乗るのも初です

2人とも英会話は中学生以下のレベル

そんなことを問い合せすると送付するツアーハンドブックに従って行動すれば心配ないとのこと
お気楽コンビの2人なので深く考えるのはやめてお願いすることにしました

■新婚旅行のおおまかな日程
・5月23日(日) 結婚式
・5月24日(月) 成田へ移動 ホテル藤田(現・ゲートウェイホテル)前泊
・5月25日(火) 出国 成田 ANA→→ニューヨーク US AIR→→オーランド
・5月26日(水) WDW-エプコット・センター(現:エプコット)フューチャー・ワールド
・5月27日(木) WDW-MGMスタジオ(現:ハリウッド・スタジオ)
・5月28日(金) WDW-エプコット・センター(現:エプコット)ワールド・ショーケース ナイトショー
・5月29日(土) WDW-マジックキングダム〜日本食レストランRAN GETSU(ワニ料理)
・5月30日(日) WDW-タイフーン・ラグーン〜MGMスタジオ ナイトショー
・5月31日(月) SWF-シー・ワールド・フロリダ
・6月1日(火) WDW-マジックキングダム
・6月2日(水) KSC-ケネディ・スペース・センター
・6月3日(木) WDW-ディスカバリー・アイランド(1999年に閉鎖)
・6月4日(金) USF-ユニバーサル・スタジオ・フロリダ
・6月5日(土) 予備日 ショピングーモール
・6月6日(日) WDW-マジックキングダム エレクトロリカル・パレード
・6月7日(月) WDW-エプコット・センター(現:エプコット)
・6月8日(火)〜9日(水) 帰国 オーランド US AIR→→ニューヨークANA→→成田

・14泊16日
・リゾートはデキシーランディングリゾート(現:ポートオーリンズ・リバーサイド)
・旅費はよく覚えてないけどWDWのチケット(ウォーターパーク含)と
オーランド空港からホテルまでの往復の送迎代など全部ひっくるめて1人30万円以下だったような
今の価格からするとずいぶん安いですよね
当時1$が114円くらいでした
旅行を決めたのが半年以上前それからパスポートの手配や
結婚式の打ち合わせ等々
仕事もいそがしくアッという間に時間が過ぎていきました

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その2 初めての国際線

成田空港の出発ロビーにいます
目の前には自分達の乗る飛行機がすでに止まっています
ココまで来て「ああ、自分はこれからWDWへ、海外旅行へ行くんだな」なんて
やっと考えられるようになりました(ホントに忙しかったです)
まぁ会社を2週間以上休むのですから当然ですね
結婚式も含めると3週間近く休みました
さてさてツアーハンドブックに100%頼り切っての初めての海外旅行どうなるんでしょうか?

ana 搭乗案内が始まりました自分達の席は3-5-3配列の真ん中の右の通路側
手荷物も片付けて後は出発を待つだけです
やっと落ち着いてふと気が付くと周りから聞こえてくるのは日本語ではありません中国語です
周囲を気にせずに大きな声で前後左右お構いなしに話しをしています

この人達とニューヨークまで一緒だとおもうと先が思いやられますね・・・

飛行機は定刻通りに成田を出発
ニューヨークまで12時間一眠りしても全然時間が経っていません
嫁さんが持ってきたゲームボーイ(縦型のでっかい弁当箱みたいなヤツです)を
引っ張り出してやっていると隣りに座っていた中国人が静かになって珍しそうにのぞき込んでました
(海外旅行に来るようなリッチな中国人でも当時は珍しかったようですね)
2度目の食事が終えた所で税関の申請書が配られました
そういえばハンドブックに書き方が載っていたような気がします
住所なんか英語でかけませ~ん
定刻通りニューヨーク・ケネディ国際空港に到着
airport-NY ■さあ第1の試練「入国審査」
ハンドブックには一人ずつと書いてあったので嫁さんが一人で行くと
旦那も一緒で」みたいな事を言われて2人で入国審査を受けました
何言ってるかよく分からなかったけど
サイトシーイング・フォティーンデイズ・ウオルトデズニーワールドでとりあえず通過

■そして第2の試練「トランジット」
入国審査を無事抜け荷物を受け取りましたが
あれ?あれ?ここからどうすれば?????どこに荷物を預ければ良いの??
早速分かりません??????
辺りを見回すとANAのヒトハケーン
「どこいけばいいんですか」
「荷物はここで預け直してそこを出た所のドアで待っていれば大丈夫」
とのお返事
ありがとーANAの人(日本の飛行機にしといてよかった)

しばらく待っていると迎えのバスがやってきました
話に聞いたとおりケネディ空港は広いです
何を言ってるのかサッパリ分からない説明をお兄さんがしています
どうやら連れてこられた所は国内線の出発ロビーのようです
一緒のバスに乗ってきた人達が並んでいるのでその列に並びます

しばらくしてお兄さんがなんか言ってますどうやら出発のようです
案内されるまま飛行機に乗り込みシートに落ち着きます
座席が3-3で日本から乗って来たジャンボから比べると小型の飛行機です
自分達は左の窓側主翼のちょっと前側の席でした
この席に座った事で後に大変な物を見てしまいました

空席が目立ちます
日本人も自分達だけのようです
定刻通りの出発しますエンジンの音が響き滑走路に向かいます
噂通りに広いケネディ空港なかなか滑走路につきません
延々と誘導路を走っています
だいぶ走ったでしょうか?
まだ誘導路を進んでいます
さすが広い空港ですねッ…
おやっ?
遠ざかっていた出発ターミナルがまた近づいてきます
搭乗口がチカづいてきます
はて?
いつの間にか内に飛行機は空を飛びもうオーランドに?
そんなわけないじゃん!!!

階段式のタラップタがドッキングしました
係員の人が入って来てナンカ英語で説明しています
当然ゼンゼン分かりません???????ナンダナンダ
しばらくすると日本語の話せる方がきてくれて
「エンジンの調子が良くないので点検します」みたいな事を…オイオイ
コクピットのドアが開きカッコイイ機長(本当〜にかっこ良かったです)が笑顔で挨拶しています
外を見るとエンジンの蓋?を開けて整備士の人が頭をつっこんでなんかしてます
待つことしばし(1時間位かな)エンジンの点検?も無事終わったようで
何事もなかったように遅れて再び出発です
何の説明もなく(あったかもしれませんが当然分かりません)

…当時は気が付かなかったのですがよく考えると怖い話ですよね(写真とっとけば良かった)…

機内サービス(当時は軽食が出ました)の味の濃いラザニアみたいな物を食べて
おなかがいっぱいなったら爆睡
気がつけば着陸態勢でした

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その3 いよいよオーランド

無事にオーランド到着?定刻より1時間ほど遅れましたけどね
airport-OLD
長い長い道のりでした
正面にあった無人のモノレールに乗って進んでいくと
おお~!!いきなりディズニーショップが…
おお~!!こっちにはユニバーサルスタジオのショップが
あっちにはシーワールドの・・・・
夢中になってあっちこっち覗いていると
一緒に飛行機を降りてきた人達の影も形もありません
まずいっ!!やっちまった!!
人の流れに乗って移動しなければいけないのに
いそいで迷いながらバゲッジクレームへ向かいます
人気のないバゲッジクレームに見覚えのある大きなスーツケースが…
ぽつんと…ひとつだけ・・・・置かれてました
すでにコンベアは廻っていなくて誰かに降ろされてました
スーツケースのところへ行くと山のようにでかい黒人のポーターがサッとやって来ました
その迫力に自分の英語力では断れる訳もなくタクシー乗り場まで荷物を運んでもらいます

■第3の試練「送迎用乗り合いタクシーの手配」
予め渡されていたバウチャーを窓口で見せると何か言ってます(こればっかだな)
向こうも「チッこの日本人英語はなせねーじゃん」とでも思ったのでしょう
外にいる係りの人を呼んで乗り場まで連れて行ってくれました
今みたいに便利な「マジカルエクスプレス」はありませんので大変でした

お客は3組ほどでしたが乗り合いタクシーは大きなバンで
3組分の荷物を後ろに積んで乗客は1列ずつ座って出発です
アメリカのフルバンはでかいです荷物スペースに4列の座席で余裕の広さ
日本じゃこんな車は止める駐車場をさがすのに一苦労です
WDWに入り順番に各ホテルに立ち寄って行きます

DixieLandings ■さあ最後の試練「チェックイン」
デキシーランディングリゾートに到着
荷物をポーターに預けてフロントに向かいます
フロントに行くと満面の笑みのキャストが手招きしてます
自分たちの他にゲストはほとんどいませんでした
n.t.s.から送られてきたバウチャーを見せるとカウンターの奥から
大きな分厚い封筒を出してきました
彼はその封筒を開け一つずつ丁寧に説明してくれています
当然よく分かりませんでしたが
つたない英語力で理解できたのはこんな程度でした・・・
・今いるフロント棟とこれから泊まる部屋の位置
・部屋のキーはカードキーでで一人一枚ずつ
・滞在中のパークチケットを渡された事(ちゃんと確認しなかった為その後大変な事に)

Hotel-MAP1
 想像以上に広大なリゾートの敷地

Room Key
 部屋のカードキー

ポーターとともにゴルフ場のカートマシンみたいなやつで部屋まで移動
部屋についてやれやれと思ったとたんオーマイゴット!!!!!
スーツケースのタイヤが一つ外れてしまっています
取り外しが出来るタイプなのでどっかで落ちてしまったみたいです
さっきホテルに到着したときまではあったのに…多分
ポーターが気が付いてくれてぼくが探してみるよと
ジェスチャーを混ぜて言ってくれましたが
結局最後まで出てきませんでしたね〜

とりあえず荷物を整理しひと休みしてバス停の位置を確認したり
フードコートを覗いたり売店を見たりして
マーケットプレースへ船で移動したような気もしますが…


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